正しい姿勢

まず、歩き姿勢の前に、基本となるまっすぐした姿勢の作り方から。背中の筋肉をほぐしたり、ストレッチをしたりすることも大切ですが、頭が前方にいかないよう、アゴを軽く引いて顔を上げるようにするとよいでしょう。わかりやすいのは、「あやつり人形」のイメージを持つこと。自分が頭頂部から糸で吊り下げられているようなイメージで立ってみましょう。顔が上がって背中がすっと伸びた状態になります。単純におでこを軽く押さえるだけでも頭の位置を意識することができますよ。

またカバンの持ち方によっても姿勢が崩れやすくなることが指摘されています。長時間、同じ側にカバンを持っていると、左右のバランスを崩すだけではなく、前後の姿勢も崩れやすくなります。両側に均等に重さがかかるリュックタイプのものは比較的姿勢に悪影響を及ぼさないと考えられていますが、左右のバランスがよくても、背中にかかる重さを補おうと首が前に傾きがちになり、これも肩こりや腰痛を引き起こすリスクを高めてしまいます。リュックタイプのものを背負っていても、アゴを軽く引いて視線を上げ、頭が前方にいかないよう意識することが大切です。

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