腰痛について考える

よく腰痛を訴えられて来られる患者さんから、暖めたほうが良いのか、冷やしたほうが良いのか質問を受けます。
結構難しい質問で、簡単に答えると慢性期の痛みは暖め、急性期の痛みは冷やすといった具合でしょうか。

それでは、どのようにして慢性期、急性期を区別すればよいか。
長期間痛みがある場合が慢性期で、急に痛みが出たり、炎症を伴う場合は急性期と考えてよいでしょう。

ぎっくり腰などは、急性期の典型的な例でしょう。
そこで問題は、急性期から慢性期に移行する場合があるのですが、どのように見分けをするのかという点です。

一般の方ではわかりずらいかもしれませんが、手を当てて、炎症の有無で判断します。
少しでも周りの皮膚の温度より高く感じたら、冷やすようにしたほうが無難でしょう。

手持ちに鎮痛、消炎、または経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤が含まれている湿布薬を持っておればよいのですが。
慢性か、急性か判断がつかない場合は、無難に冷やしてあげる方がよいでしょう。

炎症があったのに暖めてしまったとなると、ひどい痛みに襲われることになりますから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です